2015年にフルモデルチェンジされてから、はや5年。未だ人気の衰えないトヨタ・アルファードの試乗レポート・試乗評価を紹介します!
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【アルファード・ヴェルファイア】試乗レポート
今回の記事では、2名の試乗レポートを紹介します!
<Aさんのレポート>
アルファードとヴェルファイアのハイブリッド車と3.5Lエンジンの2台を比較試乗する機会に恵まれました。気を利かせてハイブリッドはアルファード、3.5Lはヴェルファイアを借り出しました。
<Bさんのレポート>
アルファードは3.5リットルV6を搭載した最上級モデルを試乗しました。
・Aさんの試乗レポート
ヴェルファイアとアルファードの2台を見てまず思ったことは、外観の豪華さです。新型が出るたびどこまで立派になっていくのだろうと感じずにはいられません。ヴェルファイアの外観は、クロームメッキの面積も増え、力強さが増した印象です。
一方、アルファードの外観は力強さより豪華さを重視した顔つきです。こちらは、クラウンから脈々と受け継がれるトヨタの高級車らしさが凝縮されています。
次に2列目シートです。ヴェルファイヤとアルファード、立派な外観と並んで、この2台の人気の秘密は広くて豪華なインテリアにあります。
以前から「まるでリビングのソファーのような」という決まり文句で表現をされてきたこのクルマの2列目シートですが、もはやリビングを超越したと言っても過言ではありません。ただ座り心地は硬めで着座位置も高く、クルマのシートとして真っ当だったことは意外でした。
また、2列目の豪華さと同じくらい大事なのはほかのミニバンに比べて高い位置にある運転席でしょう。ドアの開口部が狭いこともあって、せっかく低床フロアを持ちながらステップに足をかけないとスムーズに乗り込めません。
しかしランクルなどの巨大なSUVが隣に並んでも見下されることのない、このポジションもこの2台の人気の理由のひとつ。ダッシュボードも最近の流行である低めのものとは方向性の異なるデザインです。よくいえば囲まれ感がありますが、テカテカ光ったセンターコンソールも含めて、少々古いセンスでまとめられた印象を受けます。
今回のマイナーチェンジでは3.5Lエンジンが新しいものに換装され、オートマも6速から8速に進化しました。以前のV6エンジンもトヨタとは思えないほど気持ちよく回るものでしたが、新しいエンジンはさらに力強くスムーズに回ります。300馬力を超えるパワーがもたらす加速感は、たとえ燃費が7〜8km/Lほどだとしても、クルマが好きな人にはその価値を十分感じさせてくれるでしょう。
しかし新開発の8AT、これはイマイチです。変速が今日の標準よりルーズな上に、アクセルを踏み込んだとき、戻したときの反応が悪くて、妙な引っかかりがあったからです。素晴らしいエンジンがもったいないです。
一方のハイブリッドモデルのほうはいい意味で驚きました。アクセルを少し踏み足したときのトルクの出し方がとても良く、また戻したときの回生ブレーキの効き方も自然で、つまり街中であればアクセルだけでコントロールできる範囲がとても広かったからです。ルーズなフィーリングのハイブリッド、という固定観念が吹き飛ぶほど、ダイレクトでそのうえ洗練されています。
V6エンジン+8AT車よりもハイブリッド車のほうがいわゆる「乗り味」が良かったのは意外でした。燃費計を見る限り、街中であっても燃費は10km/Lを下回ることはなさそうです。この2台でしたら明らかにハイブリッドのほうがおすすめです。
・Bさんの試乗レポート
今回試乗したアルファードは3.5リットルV6を搭載した最上級モデル。
今回の試乗の目的は、実はマイナーチェンジで新たに付いたトヨタセーフティーセンスのレーダークルーズコントロールやレーン・トレーシング・アシスト(LTA)などである。
もっともよく良く話を聞いていると、核となる技術は3つほどでそれに数多ある技術を付加するかしないかは車種によって異なってくるようだ。まあ、追加される“おかず”はクルマの値段で変わるというわけで、従来のセーフティーセンスCとPと大きくは変わらない気がするが、そもそも論としてLTAや夜間の歩行者検知などはセーフティーセンスPでも設定がなかったものだけに、確実に進化はしているわけである。
空いた首都高で、ACCと連動させてLTAを試してみた。嫌がってキャンセルするケースは、逆光時やコントラストが急激に変わるトンネルの入り口や出口など。トヨタの石橋を叩いて渡る思想が反映されていて、不確実性が取り除かれているが、LTAが作動している状態での車両の動きは極めて安定し、レーンの中を直進する。同じ機能でもクルマ、あるいはメーカーによっては、白線を上手く認識しないのか、車線内でふらつくケースがあるのだが、トヨタのそれはビシッと走ってくれる。また、ACCの設定スピードに上限がなくなった。これも来るべき高速道路の制限スピードアップに対応するもので、ようやく全車速対応のACCが本当に使えるものになった気がする。
ミニバンを試乗して単に運転するだけで終わるほど空しいものはない。何しろこのクルマの神髄は「社長の席」。即ち2列目にあるのだから。今回もその社長の席に社長を乗せ、秘書は素早く3列目に乗るために、3列目へのアクセスを手動式として時短を図ったシステムが取り入れられている。
しかし、大きなクルマの宿命か。大きなサイドスライドドアという開口部を持つ性格上、2列目シートの快適性を確保するのは至難の業。その結果、どうしてもドライバーズシートが特等席になってしまう。アルファードについても同様に、構造用接着剤を使うなどしてボディ剛性を高めて快適さをアップしたとはいえ、やはりシートに伝わる微振動は取り切れておらず、快適ではあるが、乗り心地的には特等席ではないのかな?という印象を持った。
しかししかし、そうはいうものの、のんびり寛げるという点においては今のところこのクルマの右に出るものはいないと思う。周囲も一目置き、快適かつ高性能で、リセールバリューも高いクルマと来れば、誰もが欲しがるのは当たり前のような気がする。近年は中国や東南アジアでもアルファードの人気はものすごいことになっているようだ。
【アルファード・ヴェルファイア】試乗時の評価をチェック!
アルファード・ヴェルファイアの試乗時評価を下記にまとめました。いずれの項目も高評価レビューが多数ありました。
- フロントグリルがかっこいい!
- ヘッドライトも先進的なカッコいいデザインで、ミニバンのトップに君臨する車として申し分ない
- マイナーチェンジをして劇的にエクステリアデザインが良くなりました。
- インテリアも後期型の合皮シートの触った感じは、高級感、高品質感があります。
- 2列目がかなり快適なので出来れば運転は任せて2列目に座っていたいと思った。
- インテリアは高級感があって、落ち着いた雰囲気になっていました。
- インテリアはどっしりとした重厚感のあるデザインで、メッキパーツによりキレ味も鋭い感じがする。
- V6 3.5リッターのエンジンは、ゆっくり走るときには優雅に走れて、アクセルを強めに踏むと刺激的な加速で速かったです。
- エンジンの性能が素晴らしい
- V6 3.5リッターエンジンは大排気量ならではの余裕あるトルク感とアクセルを踏んだときのパワーが桁違いという感覚だった。
- リセールバリューも屈指のアルファードです。乗ってる時も、手放す時も他の車よりも確実にハッピーなのは間違い無いです。
- 安全面も機能が最新にブラッシュアップされている。
【アルファード・ヴェルファイア】試乗する際のポイントは?
アルファード・ヴェルファイアを試乗する際に、確認しておくべき重要ポイントをまとめました。
①運転編
実際にディーラーに行って試乗をした経験がある方は分かると思いますが、一般的に試乗コースというのはルートが決められています。
また、1回の試乗時間はおおよそ30分ほどで、長い時間試乗できるわけではありません。限られた時間の中で、以下の項目の確認をすることをオススメします。
- 加速力
- 乗り心地
- 静粛性
- メーターの見やすさ
- 前方の視界
- 見切りの良さ&車体感覚
- 後方の視界、バック、駐車のしやすさ
- 小回り性能
- ライトの明るさ
- 後部座席の居住性、快適性
10点の確認点を抑えておくだけで、あなたのニーズがそのクルマとマッチしているかが分かります。是非参考にしてみてください!
②装備・機能編
また、乗り心地や運転のしやすさだけではなく、そのクルマに備わっている装備や機能を確認する事も大事です。試乗前後に次のような事も確認する事をオススメします。
- ボディーカラー
- 荷室、ラゲッジスペース
- 収納スペース&ドリンクホルダー
- シートアレンジ
- 乗り降りのしやすさ
あなたの好みに合ったクルマを探すことが大前提です!
上記5項目は個人満足度を高める決め手になりうる項目です。
クルマ購入の際は、特に意識しましょう!
アルファード・ヴェルファイア試乗評価|まとめ
クルマの購入は、とても大きな・高価な買い物です。購入後、気に入らないからと簡単に乗り換え・買い換えはできません。
試乗する際は細部まで確認をして、購入後に後悔をしないようにしてくださいね。
あなたのカーライフが素晴らしいものになることを祈っています!
それでは!