【新人教育】褒められて伸びる人・叱られて伸びる人の特徴と教育のコツ

新人教育や人事異動の引き継ぎなどで、教育をする場面はありますよね?

新人から中堅社員として一人前になってくると、教育係を任される機会は増えてきます。

筆者も勤めている会社にて教育係を任されている一人です。

これまで、多くの新人教育をしてきましたが、人は2つタイプに分けられると考えています。

  1. 褒められて伸びる人
  2. 叱られて伸びる人

経験上、必ずどちらかのタイプに分類できます。

本記事では、褒められて伸びる人・叱られて伸びる人の特徴紹介と、それぞれのタイプ別の接し方・教育のコツを紹介します。

【新人教育】で気をつけることとは?

教育係として気をつけることは、【一人前になる礎を築くこと】です。

新人は知識もスキルも経験もありません。

いわば完全な素人です。素人にできるだけ早く一人前になってもらわなければなりません。

そのために教育係はマニュアルなりOJTなりを駆使して教育します。すべては一人前になる礎を築き、新人に一人前になってもらうため。

【新人教育】でやってはいけないこと

逆に、決してやってはいけないことは、【手取り足取り指導しすぎること】です。

素人に教育するのはパワーがいります。作業効率も落ちます。自分がやった方が早く片付けられます。なので、新人教育は付きっきりで指導しがちです。

しかし、付きっきりで指導するのは致命的なデメリットがあります。

新人が自分の考えを持たず、指示が無いと行動できないマニュアル人間になってしまいます。

  • 思考停止状態に陥り、自分の考えがない
  • 指示がないと行動できない

マニュアル人間では活躍できる業務が制限されてしまいますし、キャリアのステップアップにも悪影響を及ぼします。

新人がマニュアル人間化しないよう、教育の仕方を考えていきましょう。

【タイプ別】褒められて伸びる人の特徴・教育のコツ

褒められて伸びる人の特徴とは?

褒められて伸びる人の特徴
  1. 直感やひらめきで仕事をする
  2. 自分に厳しい完璧主義者

1.直感やひらめきで仕事をする

褒められて伸びる人は努力型というより天才型の人が多いです。

時に想像もしないような行動をする天才型の人は、褒められるとさらに自信がつき、よりよいパフォーマンスを発揮します。

逆に、叱られると途端にパフォーマンスが落ちるので叱り方に注意が必要です。

2.完璧主義者

完璧主義者は、自分に厳しく、妥協をせずに目標に向かって努力します。

自分に厳しい人は、今の自分には満足していません。完璧を求めるあまり、「自己否定」の心理状況に陥りやすいです。

そんな「自己否定」の心理状況を「自己肯定」に変換させる必要があります。

他者から褒めてもらうことで、「自己否定」の呪縛から解き放たれることができ、パフォーマンスが向上しますよ!

褒められて伸びる人の教育のコツとは?

褒められて伸びる人にはこうやって教育!
  1. 客観的に見守り評価しよう
  2. 間違ったことに対して指摘を忘れずに

1.客観的に見守り評価しよう

天才型の人や完璧主義の人は、集中すると視野が狭くなりがち。そのため、他者や環境への不満を抱きやすいです。

客観的に評価しその場を上手くコントロールするように見守るのが重要!

2.間違ったことに対して指摘を忘れずに

褒められると気分は良くなりますよね?しかし、褒められたことにだけ意識が向くのはいけません。

自分に都合に良い部分だけを褒めるのではなく、指摘すべき所ははっきりと指摘することを忘れないようにしましょう。

【タイプ別】叱られて伸びる人の特徴・教育のコツ

叱られて伸びる人の特徴とは?

叱られて伸びる人はこんな人
  1. 物事を前向きに捉えられる
  2. 誠実に仕事に向き合える
  3. 素直

1.物事を前向きに捉えられる

物事を前向きに捉えられる人は失敗して叱られた事を、自分の成長の糧と捉える事ができます。

叱られた後も、仕事についての教えを請おうと、あなたとコミュニケーションを取りたがる事が多いです。

日頃の勤務態度や行動・会話などから前向きな考え方をしているかどうか?チェックしておきましょう。

2.誠実に仕事に向き合える

些細なこと・雑多な仕事にも一生懸命取り組む。誠実に仕事に向き合える人は、叱られると伸びます。

他人に責任転嫁するのではなく、自分で責任を負える誠実さがあるからです。

叱られたことを真摯に受け止め、同じ失敗を繰り返さないよう行動するでしょう。

3.素直

素直さは、叱られて伸びる人に備わっている大きな特徴の一つです。

叱られたことに対して素直に受け入れ、反省し行動に活かすことのできる人は必ず伸びます。

また、自分の考えと違う指摘をされても、納得した上で考え方を改めることができる思考の柔軟性も、素直な人には備わっています。

叱られて伸びる人の教育のコツとは?

叱られて伸びる人にはこうやって教育!
  1. 論理的に注意しよう
  2. 叱ってばかりではなく、たまには褒める

1.論理的に注意しよう

基本的に、叱られて伸びる人は仕事に誠実に取り組む努力家です。

注意点や、良くないことがあったら、論理的に注意しましょう。

論理的に注意し、それが納得いくものであれば素直に反省し、失敗を次に活かそうと行動するはずです。

2.叱ってばかりではなく、たまには褒める

叱られてばかりではストレスを感じます。

指示したことが上手くこなせた時は、褒めてあげましょう。

ただ、褒め方には注意が必要です。

手放しに褒めるのではなく、どこがどう良かったのか?上手くいった要因は何だったか?などが分かるように褒めるのが効果的です。

褒められて伸びる人・叱られて伸びる人の特徴と教育のコツ|まとめ

褒められて伸びる人・叱られて伸びる人の特徴と教育のコツを紹介していきました。あなたの部下若しくは、あなたはどちらにあてはまりましたか?

教育というのは一筋縄ではいかない難しい事柄ですが、本記事が、新人教育の参考となれば嬉しいです。

それでは!