仕事をしているビジネスパーソンであれば、「うつ病」という存在を知らない人はいないと思います。
ストレス社会の中で、人は絶えずストレスにさらされています。
- 人間関係のトラブル
- 病気による体調の変化
- 死別・離婚・失恋といった喪失体験
- 人事異動・引っ越し・出産等の環境の変化
上記は一例ですが、こうした強いストレスが「うつ病」発症の原因になると考えられています。そして、重症化してしまうと日常生活に支障を来します。
そんな恐ろしい「うつ病」ですが、実はある簡単なことを継続することで、未然に予防することができるのです。
今回の記事では、「うつ病」を未然に防ぐ【4つのS】+Sを紹介します。
- 「うつ病」を未然に予防したい人
- 「うつ病」の症状から早期回復を目指す人
それでは、見ていきましょう。
なぜ「うつ病」を発症するのか?

職場にはさまざまな人がいます。
年齢が違うのはもちろんですが、職位も性質もさまざまです。そのような集団の中で仕事をしていると、人知れずストレスは身体を蝕みます。例えば・・・
- 重要な仕事でミスを犯してしまった
- 転勤が決まり、知らない土地にで仕事するのが不安
- 残業が多く、身体が休められない
- 昇進して仕事量が大幅に増加し、処理しきれない
マイナス要因のストレスだけでなく、プラス要因もストレスになってしまいます。そういったストレスが蓄積され「うつ病」を発症します。
うつ病は重症化する前に対策を!
「うつ病」は重症化すると早期回復が難しくなります。早期発見・早期治療が望ましいのですが、「うつ病」は他者から見て、症状に気づきにくいという恐ろしさがあります。
以下に「うつ病」の主な症状をまとめました。
- 持続する強い気分の落ち込み
- 無気力
- 興味や関心の消失
- 摂食、睡眠障害
- 強い自責感
上記のような症状は、初期症状から重症化した際の症状まで、共通しています。
これらの症状が出てくる前に予防することが大切です。
うつ病を予防する「4つのS」+S

ここまで、「うつ病」の発症原因から、うつ病の症状について紹介しました。ここからは、「うつ病」を未然に予防する【4つのS】+Sを紹介します。
栄養バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。摂取した方が良い栄養素をまとめました。
- ビタミン(D、B1、B2、B6、B12、葉酸)
- ミネラル(鉄、亜鉛)
- アミノ酸(トリプトファン、メチオニン)
- 脂肪酸(DHA、EPA)
肉・魚・野菜・卵など、バランス良く摂取することで、必要な栄養素も摂取することができます。
リラックスして睡眠できる環境を作りましょう。
睡眠は、身体を休めたり、脳のリセットをするのに必要不可欠な要素です。
また、睡眠の質を向上させることもポイントの一つです。下記に、睡眠の質を高めるコツをまとめました。
- 浴槽に浸かって身体の芯まで温める
- ストレッチで身体をほぐす
- 寝る前にスマホを見ない
他にも、アロマオイルを利用するのもリラックス効果が期待できます。
一日の生活サイクルを整えましょう。
夜更かしや昼夜逆転の生活をしていると、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると、「うつ病」のリスクが高まりますので注意が必要です。
大まかで良いので、まずは「何時から何時まではこれをやる」というようなスケジュールを立てて生活してみましょう。
ストレスをため込まず、発散できる方法を見つけておきましょう。
「うつ病」には、ストレスが大きく影響しています。蓄積したストレスは、こまめに発散していかないと心身ともに悪影響を及ぼします。
ストレス解消法には動的なものと静的なものがあります。
- ランニングする
- 旅行へ行く
- 山へ登る
- ドライブに行く
- 映画鑑賞
- 盆栽
- 読書
- TVゲーム
体調が優れないときに動的解消法を選択すると、かえってストレスをため込んでしまう恐れがあります。動的・静的のどちらのパターンの解消法も用意しておきたいですね。
アメリカのハーバード大学の研究によると、身体活動の多い人や活発に運動をしている人の「うつ病」罹患率は他の人の20~30%低いことが報告されています。
運動することで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されストレスホルモンの分泌を抑えてくれます。
ウォーキングやサイクリング、水泳などの有酸素運動は、身体への負担も少なくおすすめです。
まとめ:「うつ病」には4つのS+Sで予防
最後に結論です。
- 食事
- 生活リズム
- 睡眠
- ストレス解消
- スポーツ
4つのS+Sで「うつ病」は予防することができます。それ以上に、健康維持、日々のモチベーションUPにも繋がるメリットもたくさんあります。
日々の生活に取り入れて、「うつ病」予防を能動的にしていきましょう。