【新人教育】指示待ち人間にさせないために意識させる3つのポイント【教育方法】

4月は新入社員が入社する時期ですね。

新人が配属されるとまず行われるのが、新人教育。

実は、新人教育というのは、新人の社会人生活の未来を左右するといっても過言ではありません。

私が新人教育する際、意識していることがあります。

それは、【指示待ち人間にさせない】教育をすること。

指示待ち人間になるか否かで。新人の社会人生活は大きく変わります。昇格・昇進にも影響を及ぼすかも知れません。

本記事では以下の内容で、指示待ち人間にさせない教育方法について紹介していきます。

本記事の内容
  • 指示待ち人間の特徴とデメリット
  • 指示待ち人間にならないために意識させる3つのポイント
  • 指示待ち人間にさせない教育方法

たった3つのポイントを意識させることで、主体的に考える思考力を身につけさせることができます。

新人教育を任されたあなた。

是非、本記事を読み進めてください。そして、新人が主体的な思考力を身につけられるよう、サポートしてあげましょう!

指示待ち人間とは?

あなたの周りにもいると思います。上司や同僚に指示されないと行動できない・自分の考えを持っていないひと。

そう、そういう類いのひとを指示待ち人間といいます。

仕事ができないわけではありません。基本的な能力はあるのに、自分で段取りを考えて行動できない。

仕事する上では、はっきり言って損する側のひとです。指示待ち人間にはデメリットしかありません。

指示待ち人間のデメリット

指示待ち人間大きなデメリットとして考えられる事柄を3つ挙げたいと思います。

  • 上司や同僚に評価され辛い
  • 思考停止に陥り、自分の意志がない
  • 突発的なイレギュラーに対応できない

①上司や同僚に評価され辛い

上司や同僚からの評価要素は仕事の成果・実績はもちろん、仕事に対する姿勢も大きな要素です。

あなたが評価する立場だとして、以下のA、Bのひとどちらを評価しますか?

評価するのはどちら?
  1. 指示されたことしか仕事をせず、自分からプラスαの成果を生み出そうとしないひと
  2. 指示されたことプラスαに自ら考え挑戦し、成果を生み出すひと

紛れもなく、2.の自ら考え挑戦し成果を生み出すひとですよね。

指示待ち人間は1.のひとのことを言いますので、他社からの評価はされ辛いんです!

②思考停止に陥り、自分の意志がない

指示待ち人間は基本受け身です。指示されるのを待つので、自分で考えてスケジューリングしたり準備をしておくこともありません。

指示されたことしか仕事をしないようになると、改善の意識が薄くなり、最終的には現状を改善しようとしなくなります。これでは、上司からの評価は望めませんよね。

③突発的なイレギュラーに対応できない

指示待ち人間は定型業務やルーティンワークはこなすことができます。しかし、トラブルなど突発的に起こるイレギュラー対応ができません。

自分の意志がないから、イレギュラーに対してどう対処したら良いかわからないんです。

【わからないから上司に聞く→言われたことをやる】この繰り返し。

これではスキルアップもできませんし、その場しのぎをする事しかできない人になってしまいます。指示待ち人間大きなデメリットです。

指示待ち人間にならないために意識させること

新人が指示待ち人間にならないために、新人に意識させることは3つあります。

自分だったらどうするか?を常に頭に置く

指示された業務をきちんとこなすことも重要ですが、大事なのは【自分で考えて行動できること】です。

他人に指示された方法がすべて正しいと思うのではなく、自分なりのやり方を見つけられるように導いてあげましょう。

例えば、ある仕事を教えるタイミングで、まずは一緒に業務を行います。

2回目に同じような業務をする機会があったら新人に任せてみます。分からなければ質問をしてくるでしょうし、自分なりのやり方で業務を進めることもあるでしょう。

まずやらせてみる!これが大事です。

自分の仕事が周囲とどう連動しているか考えさせる

新人は新しい仕事の情報整理で自分のことで精一杯になります。

しかし、仕事というのは一人で回るものではありません。部署・チームのメンバーがそれぞれの役割をこなさなければ、出力が低下します。

自分の担当している仕事・役割が周囲とどう連動して会社を支えているかを考えさせるように、意識的に教育しましょう。

そうすることで、自分本位ではなく広い視野で仕事に柔軟に対応できる対処能力を身につけさせることができます。

仕事の進め方・やり方に対して【あるべき姿】を考えさせる

仕事には、やるべきものと、はぶけるものがあります。仕事が定常化してくると、それに慣れて楽しようとします。

楽をすると言っても単純に怠けるのではなく、効率化を進めることは良いことです。仕事の進め方・やり方に対して常に【あるべき姿】を意識するように教育しておけば、新人の心の中に改善・改革の意識が芽生えるでしょう。

教育者も率先して仕事の【あるべき姿】の手本を見せておきたいですね!

この3つは筆者含め、社会人としてスキルアップ・ステップアップするためにも必要なことだと考えています。是非意識させるようにしてください。

指示待ち人間にさせない新人教育方法

教育した新人が指示待ち人間になってしまっては、教育者のモチベーションも下がってしまいますよね。

ここでは、指示待ち人間にさせない、自立した考えを持った人材に教育する教育方法を3つ紹介します。

「最初」はやるべき仕事を細かく教える

最初は誰しもが知識もスキルもありません。

「最初」は肝心です。新人に初めての仕事を教育するときは、やるべき仕事・やるべき理由は細かく教えましょう。

資料の作成方法、メール文面の添削など手取り足取り指導します。

ただ、1点注意点があります。

ポイント!

一通り教育したら指示の内容を粗くすること!

いつまでも付きっ切りでは新人は成長しません。

また、教わったことを整理する時間がとれず、結果自分で考えることをやめ、指示待ち人間になってしまう可能性があります。

指示の内容を粗く(大まかに)することで、自分で考える時間と思考力UPするための時間が確保できます。是非取り入れてみましょう!

質問には快く答える

分からないことを質問してきたら、嫌な顔をせず快く答えましょう。

新人が質問してきていると言うことは、自分で考えて行動を起こしていると言うことです。せっかくの能動的な行動をムダにしないように気を配ってあげたいですね。

また、質問に快く受け答えていれば、信頼関係構築にも繋がります。逆に、新人から一切の質問が無いと言うことは信頼関係が築けていない可能性があります。

ミスしたときはチャンス!次はどうすべきかを一緒に考える

人間誰しもがミスをします。

新人もミスをしてしまうことはあるでしょう。教育者目線で見ると、ミスしたときはチャンスです。

なぜミスしてしまったのか、次同じミスをしないためにはどうすれば良いか、一緒に考える場を設けましょう。

間違っても、新人を突き放すような対応をしてはいけません。ミスを恐れ、自分から行動ができないようになる。すなわち【指示待ち人間になる】です。

ぜひこの教育方法を活用して、指示待ち人間にさせない教育をしてあげてください!

【新人教育】指示待ち人間にならないために意識させること|まとめ

新人教育には正解はありませんし、教育方法は人それぞれです。

新人教育は新人本人の成長のためでもあり、所属している組織の能力向上ひいては教育者本人の成長のためにもなります。

本記事が、新人教育を担当するあなた、あるいは新人のあなたにとって参考になったのなら幸いです。

指示待ち人間させない・ならないようにして、素晴らしい社会人ライフを送れるよう、頑張っていきましょう!

それでは!